青少年育成条例に反対します
もう御存知の方も多いと思いますが、石原都知事が実行委員長を務める東京国際アニメフェアに、コミック10社(集英社・小学館・角川書店・秋田書店・講談社・少年画報社・新潮社・白泉社・双葉社・リイド社)が参加ボイコットの表明を出されました
たび重なる都知事の、出版関係各社・関係者に対する失礼極まりない発言や、先の都議会の中での「実写は業界の規制団体がうまく作用している。小説は読む人によって様々な理解がある。その点、漫画やアニメは誰が見ても読んでも同じで一つの理解しかできないから」(拡散ツイッターより転載) というある議員の発言等、あまりの認識の低さと視野の狭さに、驚きと共に怒りすら感じます
人がそれぞれの世界観で養う、育てていく感性という宝
その可能性を、根っこから馬鹿にし、正義の名のもとにないがしろにしている発言です
それこそよく漫画で描かれる「国によって人が機械の様に画一化されて人格を統制される話」みたい
こんな一方的な認識しかできない方々に『規制』なんて言う権限を与えたら、それこそ自由とは正反対にある、悪しき意味での報道規制や言論統制と同じじゃないかと思わずに居られません
また、可決の折りには漫画家に「パンフレット」なるものを配布し、描く前から内容に対してモノ申すとかホントわけわからない
生きると言う事は選択肢の連続であり、それを最初に教えるのは家庭であり、親であるべきだと私は考えます
その中で人が何を選んできたかも含めて、全てがその人となりを構成して行く
そうあるべきだと思うのです
最初からなかった事にするのは正義じゃない
零細ながら漫画家と言う立場から言わせて頂くと、今回の都の対応や発言に対して、非常に憤りを感じます
失礼極まりないです
そして出版各社には今後さらにゾーニングの徹底をお願いしたいです
未成年が気軽に中を確認できる状態での販売には、全力で反対です
都議会への陳情書は、12/14の12:00(正午)までに送れば受理をしてもらえるそうです
もしも迷っている方がいたら、是非
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こんばんは。
田中先生がおっしゃる事に付け加える事は何もありません。
感性や感情といった内心の自由を堂々と侵害する無神経さに腹が立ちます。
規制が成立すれば拡大解釈をどんどんして、東京都にはマンガも何もかも消えるはずです。
こんなみっともない東京都にすむ自分が恥ずかしいです。
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同意します
利権や出世の道具として、官僚議員の御都合で動いているようにしか見えません
きちんとした理性ある条例案のもとであれば、出版社だって納得してならうし、マンガ家も誰も反対なんかしないのに・・・orz